乾燥肌 皮脂

乾燥肌は皮脂を補えば改善する?

 

乾燥を防いでうるおい肌を保つためには、水分だけでなく皮脂も不可欠です。

 

しかし、皮脂が必要以上に分泌されると大人ニキビなどの肌トラブルに悩まされることに。多くても少なくても困る皮脂はどんな働きをしているのでしょう。

 

今回は、皮脂の役割と上手なオイルケアについて説明します。

 

皮脂はどんな働きをしている?

 

皮脂は肌に備わっている保湿成分の1つで、角質間細胞脂質(セラミドなど)とNMF(天然保湿因子)とともに角質層を形成しています。

 

角質層は、紫外線や細菌などが体内に侵入するのを防ぐとともに、体内から水分が蒸発するのを防ぐバリア機能を果たしています。

 

皮脂の主な成分はトリグリセリド(中性脂肪)、ワックス、スクワレン、コレステロールなどの脂性の物質で、角質層の表面をおおって肌にうるおいをもたらすことから「天然の保湿クリーム」ともいわれています。

 

皮脂は、バリア機能のほかにもう1つ、肌を弱酸性に保つ働きもしています。どういうことかというと、皮脂を分泌する皮脂腺の中には善玉菌や悪玉菌が常在していて、皮脂はそのエサとなって分解され、過酸化脂質に変化します。

 

これによって肌表面が弱酸性になり、有害な雑菌の繁殖を抑えると同時に常在菌の減少を防いでいるのです。

 

常在菌はアクネ菌や黄色ブドウ菌、マラセチア菌などで、肌の状態がよければ悪さをするどころか、余分な皮脂を食べて肌を弱酸性に保つのに役立っています。

 

洗顔後は肌がアルカリ性に傾きますが、菌がまもなく皮脂を分解するので弱酸性に戻ることができます。

 

アクネ菌というとニキビの原因菌として嫌われていますが、全部が悪玉ではなく、なかには肌の健康を促進する善玉アクネ菌も存在することがわかっています。

 

このように、菌は菌なりに肌を守るために一役買っていて、皮脂はそのエサとなることで肌を乾燥やニキビ、吹き出物などから守っているというわけです。

 

水分量と油分量のバランスが大事

肌の水分量と油分量の比率は8:2が理想とされています。水分量とは角質層内に保持されている水分のことで、油分量は細胞間脂質、NMF、皮質の3つの保湿成分を指します。

 

水分量だけを見た場合は、角質層全体の20〜30%が水分であれば健康肌、20%以下が乾燥気味、10%以下が完全な乾燥肌です(市販の肌チェッカーで調べることができます。価格:2,000〜4,000円台)。

 

皮脂の分泌が多くてテカリが気になるからと油取り紙をしょっちゅう使っていたりすると、肌内部の水分が蒸発して、より乾燥することになります。

 

皮脂が減った状態では、エサ不足で善玉菌の活動が弱まり、悪玉菌が肌細胞を傷つけてガサガサの乾燥肌にしてしまいます。その結果、シミ、たるみ、肌荒れなどが起こりやすくなります。

 

また、皮脂が取られすぎると肌が「皮脂が足りない」と勘違いして、さらに皮脂の分泌を促してしまいます。すると善玉も悪玉も増殖して炎症を起こし、ニキビや脂漏性湿疹、吹き出物などができやすくなります。

 

皮脂のバランスを保つためのケアのしかたは?

少なくても多すぎてもトラブルの元になる皮脂ですが、では、オイルケアはどのようにすればいいのでしょう。

 

皮脂の分泌量は性ホルモンの影響を受けており、思春期から20歳ごろまで盛んに分泌されます。20歳ごろをピークに減少しますが、40歳くらいまでは急激に減少するということはありません。

 

ですから、40歳を過ぎて皮脂が少なくなったという人以外は、基本的にはオイルケアの必要はありません。

 

乾燥肌を改善するためには、皮脂よりも、肌の水分を直接的に保持しているセラミドなどの細胞間脂質に目を向けることが大切です。

 

乾燥肌には油分が必要と思ってオイルケアに力を入れると、同じ脂質性のセラミドを溶かしてしまうことがあります。

 

それでなくてもセラミドは20歳後半あたりから急激に減少していきます。ですから、若い女性の場合は、皮脂よりもセラミド補給のほうが大事になってきます。

 

油分に関しては、普通肌用の美容液や乳液に含まれる油分で十分です。正しい洗顔・保湿を心がければ乾燥が悪化することはありません。

 

40歳以降の人や体質的に皮脂量が足りないという人には、オイル成分の補給も必要です。その場合は、アカデミアナッツ、アボカド、スクワランオイル、ホホバオイル、オリーブオイルなどが適しています。

 

どれも人間の皮脂と同じ成分が含まれているものです。とくにアカデミアナッツとアボカドを原料としたオイルは、保湿作用と肌の再生力に優れているといわれています。

 

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オイリー肌に油分は不要?

自分ではオイリー肌と思っていても、混合肌だったりインナードライ肌だったりするケースがほとんどで、純粋なオイリー肌というのは、思春期か特異な体質の人だけに見られるものです。

 

顔のテカリやベタツキが気になるとしても、それは肌の防衛機能によって皮脂が過剰分泌されたものですから、乾燥肌と同様に油分が配合されている普通肌用の美容液や乳液が必要です。

 

オイリー肌用の化粧品は、よけいな油分が酸化してシワやタルミの原因になる場合がありますから要注意です。

 

また、これまで化粧水だけだった人が急にオイル成分の入った美容液などを使うと、テカリやニキビがひどくなる時期があります。これは一種のリバウンドのようなもので、しだいに治まっていきますから途中でやめたりしないで使い続けることが大切です。

 

まとめ

毛穴の黒ずみもニキビも原因は皮脂となると、皮脂は「汚いもの」「よけいなもの」という悪いイメージをもってしまいがちですが、肌の若々しさ、みずみずしさが保たれるのは皮脂のおかげなんですね。

 

皮脂は保湿成分であることを再認識して、スキンケアをするときは、水分だけでなく皮脂もできるだけキープするように心がけましょう。

 

 

参考記事:オールインワンゲル化粧品|乾燥肌におすすめはこれ!

 

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